【トロント秋の映画祭】TIFFボランティアって一体何するの?実際にやってみた(#51)

【トロント秋の映画祭】TIFFボランティアって一体何するの?実際にやってみた(#51)

こんにちは、こんばんは、なえちゃんです:)

今回は以前別の記事でも紹介したトロント国際映画祭、通称TIFFのボランティアについて。
ボランティアって結局何をするの?シフトの詳しいスケジュールは?などなど、TIFFボランティアのあらゆる内容を深堀していきます!

すでに応募を心に決めている方や、面接までの過程が知りたい!という方はこちらの記事をご覧ください。

【面接の会話全文掲載!】トロント国際映画祭ボランティアに参加するまで(#15)




トロント国際映画祭(TIFF)って?

トロント国際映画祭は、毎年9月にトロントで行われる国際的な映画祭です。ベルリン国際映画祭、カンヌ国際映画祭に次ぐ大規模な映画祭で、そのはじまりは40年以上も前、なかなか歴史あるイベントでございます。

北米地域での映画イベントいえば、アメリカのオスカー(アカデミー賞:2月末or3月明け)、ゴールデングローブ賞(1月)が有名ですが、トロント国際映画祭は根本的にこれらとは違い賞をあらそうのがメインではなく、どちらかというと注目されている・された映画を公開し、芸能関係者だけでなく一般市民にも楽しんでもらうというイベント。そのためメインの賞は「観客賞」といって、映画のプロや審査会ではなく、一般投票によって決定されます。

過去の受賞歴を見てもわかるように、TIFF観客賞を受賞した作品はその後に開催されるゴールデングローブ、オスカーでも賞を獲得することが多く、トロント映画祭はその年のショーレース前哨戦ともいわれるほど。

映画上映だけでなく、大物セレブ達のレッドカーベットや舞台挨拶が毎日のように行われ、また協賛企業のブースやちょっとしたイベントエリアもあったりと、TIFF開催期間はトロントがいつも以上に盛り上がります。

ちなみに2019年の開催スケジュールは、9月5日(木)〜15日(日)の11日間です。

ボランティア内容

TIFFボランティアはひとえにボランティアといっても、ポジションによってかなりその内容が異なります。詳しい仕事内容は本来、書類審査を通過したあとでしかわかりません。そんなわけで参考までに2018年で募集されていたポジションを一部紹介しちゃいます!

映画祭シアター担当

ボランティアのほとんどの方がイメージしているであろう、ボランティアのメインパートです。私が参加したのもこちらのポジション。

TIFFでは小規模のこじんまりとした劇場から、一体いくつシアターあるの?ってくらい大きな劇場まで、ダウンタウンのあらゆる映画館が上映会場として使用されます。シアター担当を希望する場合、この上映開場をオリエンテーション時に選択しなければなりません。大きいシアターほど人数が必要となるのでオリエンテーション最終日でも枠が残っていますが、小さいシアターの場合はボランティア人数にも限りがあり、すぐに埋まってしまうので要注意です。

主な仕事内容は、映画上映前のバーコード読み取り、来場者数のカウント、再入場チケットの配布、整列案内と、比較的単純作業です。しかしお手洗いの案内や、次の上映作品など、来場者からの質問を受けることも多く、TIFF運営側の一人としての自覚と責任が求められます。会場によって多少異なる部分はありますが、多くの場合は6時間ごとのシフト制で、早番6:30、中番12:00、遅番4:30と好きな時間を選ぶことができます。

こちらが担当したScotiabank Theatreでのシフトスケジュールです。(時間はかなりアバウト)

◆当日スケジュール(4:30pm-11:30pm)

4:30 [集合]オリエンテーション
待機
5:00 [移動]5人でチームになり、持ち場のシアター前へ
-スキャンマシン等仕事内容の説明
-整列案内
6:00 [開場]コードスキャン、カウント、再入場チケット配布
6:30 [上映スタート]ドア付近待機
-途中退場者のカウント
-再入場チケット預かり・戻し

>持ち場待機組:雑談、シアター内で立ち見、来客対応
>解散組:休憩場所でポップコーン/招集あり次第、次の持ち場へ
8:30 [上映終了]退場案内、再入場チケット回収
8:45 [休憩]
9:05 [移動]人出不足の場所へ再配置
9:15 [開場]コードスキャン、カウント、再入場チケット配布
-上記同様
11:00[上映終了]退場案内、再入場チケット回収
11:10[解散]おつかれさまのホットドック

基本的には映画の上映時間にあわせて動くので、シフト時間の中でもしっかりボランティアをする時間とだらだらする時間があります(笑)
TIFF運営側の人たちもたくさんいて、人によっては「ちょっと中の映画みてきていいよ」とか「ポテト食べるー?」とかいろんなおこぼれをくれます。TIFFボランティアの素敵なところは「ボランティアする人たち自身もTIFFを楽しむこと」を大切にしているところ。だからそういったコミュニケーションがいろんな人と行われ、使いっ走りのようなボランティアにはならないんです。

またこのポジションは映画館での仕事ということもあって、ポップコーンとソーダが無料でもらえます。最高!

Festival Street担当

TIFFのメイン開場であるTIFF Bell Lightbox前の通りは、映画祭のうちの数日間歩行者天国となり、イベントブースやアクティビティなどがここで行われます。そのイベントサポート役がこのFestival street担当です。(こちら→2018 festival streetから様子がみれます。)

担当したことがないので詳細まではわからないのですが、配布されたパンフレットには雨だろうが晴れだろうがアウトドアな人と記載がありました。つまり雨に濡れるのも覚悟でね!ということでしょう。

*18年度に配布されたボランティア参加者へのポジション(一部)

その他(英語上級者?)

上2つがいわゆる「TIFFボランティア」の代表的なイメージですが、実は他にも役割があります。オリエンテーションでの説明をもとにその一部をご紹介!

Airport Pearson International Airport
トロントピアソン国際空港にて、国外から来るゲストたちのグリーティングや事前手配された車への案内係。

IT @ Industry Centre
IT面での技術的サポート。あらゆる問題の解決やトラブルシューティング、英語力に加え専門的なスキルが求められる。

Communications *Open to returning Volunteers only
メディア関係者対応。グリーティングや、パスのチェック、プレスや記事のサポートなど。(ボランティア初参加の場合は希望不可)

Industry Programming
TIFFのカンファレンスに参加する映画関係者などのサポート業務。パスのチェックや整列・誘導など。

これらのポジションはビジネス的な面も含んでいるので、多少英語力がないと難しいのかなと思います。また枠も限られているため、狙いたいのであればオリエンテーションは早めに参加しておくことがおそらく必須です。

まとめ

以上、TIFFボランティアの内容と一部ポジションの紹介でした!
参加者は10代の若い子たちから、リタイアをしたおばさまおじさままでけっこう幅広くいらっしゃいます。ボランティアに参加しているだけあって、フレンドリーな人も多く、一人で参加いるひともたくさんいました。

ぜひ今年のTIFFボランティア、挑戦してみては???