【先取り映画レビュー】ハリウッド版 最強の2人?「Green Book」をみてみたら(#43)

【先取り映画レビュー】ハリウッド版 最強の2人?「Green Book」をみてみたら(#43)

こんにちは、こんばんは、なえちゃんです:)

今回は先日の第91回アカデミー賞作品賞に見事輝いた【Green Book】の先取り簡単レビュー!ということで、トロントの観客のリアクションやみどころなどなど、超個人的な意見をまとめていきます◎

オスカー明けの初めての火曜日ということでトロントの映画館は満員御礼・・・やっぱり半額デーは庶民の味方のようです。値段等はこちらの記事でまとめているので気になる方はご参考ください。

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あらすじ

 

1962年、ニューヨークのナイトクラブで働いていたイタリア系アメリカ人のトニー・リップは、店の一時閉店に伴い仕事を探していた。そんなある日、トニーの元に仕事のオファーが舞い込む。アフリカンアメリカンのビアニスト、ドン・シャーリーによるアメリカ南部ツアーのドライバーという仕事であった。戸惑いながらも、黒人差別が激しいアメリカ南部をガイドするための「Green book」を片手に、トニーとドンは車を走らせた。気品にあふれ、教養も十分なドン、がさつでまともな手紙さえ書けないトニー。決して交わることのない2人だったが、ドンに突きつけられる理不尽で辛辣な黒人差別の現実、天才ピアニストとしての才能を目の当たりにし、トニーの心境は少しづつ変わり、またドンもトニーの達者な口、どんな状況でもうまく切り抜け、味方でいてくれる彼に対し心を開いていく。

 

と、いう話なわけなので、日本語のレビューや予告を見ると《最強の二人(2011)※原題:The Intouchables》を想起させる文言や、比較したコメントが見受けられます。この作品もまた良き。

ですが個人的な感想を言うと、きのこの山とたけのこの里くらい違う。という結論にたどりつきます。

 

たしかに概要はほぼ似たようなもんで、明治が生んだ日本の銘菓2つを【山の幸をモチーフに、チョコをぶっかけた一口サイズのお菓子】と表すのであれば、【何もかもが正反対な2人の白人黒人でこぼこコンビが織り成す実話を元にした映画】というのがこの2作品の要約となるでしょう。

なので《最強の2人》をみたことがある人は「あ〜、笑いありのあったか感動映画か」と、Green bookに対して似たようなイメージ抱かざるを得ないわけですが(特に日本版の予告は助長させてる)

でもね、きのこの山を食べて「あーたけのこもこんな感じね」なんて思った日には、たけのこの里のうまさに驚くわけです。(私はたけのこ派のため、このような表現になりますがきのこ派の方は逆を想像してください。)

 

「ぜ、ぜんぜんビスケットがちがうじゃないか・・・」と。

 

Green bookもまさにこんな感じで、「あれなんか思ってたのと違う!」(むしろいい!)と、ある意味予想とは違うテイストの映画だと感想をもつはずです。その理油は後述しますので少々おまちを。

 

キャスト

今回オスカーでも話題になった主役の2人。まずはこの方、トニー・リップ役 Viggo MortensenロードオブザリングのAragorn役でも有名な彼はなんと2018年で60歳を迎えたというのだから驚きです。だいぶ老けたなあ〜と思ったけど、ロードオブザリングの一部作目が2001年公開で、この写真はすでに40代ということなのでそりゃじいさんにもなるよなあ、と。というよりこれで40代ってかっこよすぎませんか・・・。え・・・好き・・・。

ちなみにロードオブザリングは、カナダだと今NETFLIXで全作見れるので逃した方は要チェック◎3部作目は4時間という超大作なので、トロントにお住いの方は氷点下&吹雪の日にぜひ引きこもってください。

 

相方のドン・シャーリーを演じるのはアカデミー賞助演男優賞2度目の受賞を果たした、Mahershala Ali。前回の受賞があのララランド事件の起こった2016年アカデミー賞という、つい最近の話。今回も絶妙な心境の変化と、ピアノを演奏する演技がすばらしく、見ていて引き込まれる、愛くるしいキャラクターを演じておりました。それにしても身長がでかい(笑)上品なスーツがばちくそ似合ってます。

 

予想を超えるその理由

それでは前述した、Green bookが《最強の2人》とは似て非なる理由。それは「笑い」にあります。

どうしても黒人差別、白人との対比という要素から「感動」エッセンスが前のめりになって告知されがちですが、実際は想像以上にポップでコメディ。さすが長年コメディ映画に携わってきた監督がディレクションしているだけあります。

約2時間の作品ですが、1時間いや、1時間半以上は声をだして笑ってたといっても過言ではないほど、トロントでの劇場内は盛り上がっていました。下手したらルミネthe吉本のお笑いライブくらいみんな笑う。それくらいアメリカンジョークが効いている映画です。

オスカーに直結するといわれる、トロント国際映画のThe People’s Choice Awardに選ばれた本作品、そこでもたくさんの観客がゲラゲラ笑っていたのが容易に想像できます。

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最後のシーンも涙ちょちょぎれ、心温まるシーンかとおもいきや、しっかり伏線通りのオチをつけてくれるので爽快。「いい映画だったね、ほっこりしたね」というよりも「おもろかったわーwww」といって出て行くお客さんが圧倒的に多く、そういう意味では《最強の2人》よりも、ゲスでがさつな喋るテディベアとさえない青年のやりとりを描いた《Ted》のテンポに近い気すらします。(そこまで汚くないけど)

感動がしたい!というモチベーションで見ると肩透かしを食うので、過度な期待はやめておいたほうが懸命です(笑)

まとめ

今回もさくっと簡単に概要をまとめてみました。見た後も軽い気持ちで、にやついてしまう、そんな映画です。英語のあの会話のテンポだからこそ、おもしろくなるといった場面も多々あり、正直日本人の「ツボ」にハマるかは微妙・・・?ともおもいましたが、そこはいい感じの字幕がつくでしょう!ぜひ見てみてくださいな。